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平成25年度慶應義塾大学指定寄付奨学金授与証交付式列席レポート


「ツナゲヨウミライ ~130僕たちから君たちへ~」
平成25年度慶應義塾大学指定寄付奨学金授与証交付式列席レポート

私たちが卒業25年記念事業の一環として来年3月までに集める募金は
「130年三田会記念大学奨学金」として家計急変・経済困窮のために
授業料の支払いが困難となった塾生の来年度以降の支援にあてられることは
以前ご説明したとおりですが、(詳しくは「「ツナゲヨウミライ ~130僕たち
から君たちへ~」 130年三田会記念大学奨学金 家計急変・経済困窮系奨学金
申請者の現状レポート」https://www.130mitakai.com/archives/984 をご参照ください)
このたび慶應義塾基金室のご厚意で、9月19日に開催されました今年度指定寄付
奨学金授与証交付式の見学が許可されましたので、参列してまいりました。

まず最初に清家篤塾長より下記内容のご挨拶がありました。

福沢精神の前提は学業のための独自の財源を持つことであり、それが出来ない
仲間のために社中みんなで支え合うべくこのような奨学金を授与することは、
慶應義塾の長い伝統の中で培われてきたことの象徴であるといえるだろう。
奨学生はこの奨学金で充実した学生生活を送るとともに、卒業後は社会・日本に
貢献して欲しい、更に 社会で活躍し少しゆとりが出てきたら、ぜひ同じように
後輩を助けて欲しい。慶應義塾と塾生は在学中だけの関係ではないと思っている。
卒業後も良い人生を送っているか気遣っている。人生の終わりに「慶應義塾で
学んでよかった」と思えるようになって欲しいと思っている。皆さんの卒業式には
卒業25年の先輩方がお祝いに駆けつけてくれる。それだけ慶應義塾で学んで
良かったと思っているということだ。塾員がどれだけ母校を思っているか、
先輩がどれだけ後輩のことを思っているか。奨学金は経済的なメリット以上に
先輩が後輩を思う気持ちが籠められている。お金ではなく気持ちの流れである。
日本の将来を担う君たちの健闘を祈る。

そして岩波敦子常任理事のご挨拶につづき、いよいよ奨学生への奨学金授与証の
交付です。奨学生代表が清家塾長より授与証を手渡され、残りの奨学生は1人1人
名前を呼ばれると元気に返事をして起立していきました。

今年度は年度三田会、地域三田会、職域三田会、塾員篤志 計28団体より108名の
塾生に奨学金が授与されることとなりましたが、そのうち90名が当日列席しました。
奨学金を授与する団体と授与される学生とは明確に紐づけがされており、寄付団体・
奨学生がお互いの顔が見える仕組みとなっています。団体ごとに名前を呼ばれ次々に
起立していく 若く希望にあふれた奨学生たちの姿には、何とも言えない深い感動が
こみあげてきました。

最後に奨学生代表より次のような謝辞がありました。

このたび奨学金を授与いただき、先輩方の自分たちに対する将来へのご期待・
自分たちの責任を再確認した。慶應義塾のネットワークを肌で感じ、誇りに思う。
これは社中協力の精神の賜物であり、今後は塾生としての諸活動に専念し、将来は
塾に還元していきたいと思っている。自分は慶應ジャーナル編集部の一員だが、
活動の中で塾員に接する際、愛塾心に満ち 塾について目を輝かせて話される姿を
拝見するたびに本当に幸せに思う。
今後は更に活動の幅を拡げていきたい。自分は昨年も奨学金を授与頂き、シンガポールに
留学させてもらったが、そこで出会った外国人学生の意識の高さに愕然とした。
今後は知的好奇心を旺盛にし、世界基準の学生として塾生の模範になりたいと思う。

閉会後の懇談会にも基金室のご厚意で参加させて頂き、色々な奨学生たちと直接話をする
機会を頂きました。
幼い頃からの弁護士になりたいという夢を追い続け、奨学金でロースクールまで
進学できることになった塾生、日本のメーカーで働いた後、改めてビジネススクールで
MBAを取得後 日本の製造業の強みを自国に活かすビジネスを始めることを志している
中国人留学生、実家が福島で家の除染を自費で賄わなければならずに奨学金を申請した
女子学生、体育会フェンシング部に所属しロンドンオリンピックで活躍した三宅諒選手に続き
オリンピック出場を目指している塾生など、学業成績・人物評価といった厳正なる審査を
通過した大変優秀な塾生たちを目の当たりにし、彼らの学業・スポーツを支援できることの
意義と誇りをひしひしと感じました。

皆さまから募る奨学金で少しでも多くの塾生たちの将来を明るくし、社会に貢献
させられるよう、ご協力をお願い致します。

[ 2013.9.24 ]
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